ネオ・ジオンの宣戦布告後、地球各地へ降下作戦が行われた。
政府は徹底抗戦を慣行、戦局は大きく疲弊し戦火が拡大した。
鬼畜社は積極的に戦闘へは参加せず、住民の保護や救助活動を行った。
【鬼畜社・指令室】
ふっち「また政府から連絡が来てるよ」
下人「同じ地球人なら、同盟をく組んで戦えってやろ?」
マスク「飽きんのぅ」
下人「いつものヤツを!」
ふっち「うん、”うるせぇ!”だねw」
下人「しかし、このまま無視を続けたらヤバいかもな」
ヨコ「戦力の増加が必要かもしれんね」
下人「刹那が言った、例のガンダムの開発を急がんとな!」
ふっち「それはラボでcraneが研究中だよ」
下人「間に合えばいいがな。ふっち、休憩いいよ!」
ふっち「はいよ」
【鬼畜社・食堂】
ふっち「瑞穂さん、定食お願い!」
瑞穂「オッケー!任せて!」
ふっち「あれ?あ、彩花さん・・!」
彩花「あ・・あの、刹那から連絡は・・?」
ふっち「・・・あったよ、次のミッションに入るって」
彩花「大丈夫かな・・いつも一人で危険な目にあうし・・」
ふっち「心配・・なんだね」
彩花「昔からね・・・」
ふっち「・・・・」
【岡山・上空】
刹那「このぶんだと・・鬼畜社まであと1時間だな」
刹那「雲を抜ける瞬間が最高だぜ!」
ピキィィィィン!
刹那「なんだ!?この感じ・・・」
?「・・助けて・・・」
刹那「頭に直接・・女の声が・・・」
政府兵「目標を発見」
彦「よし、捕獲しろとの命令だ。重要機密に傷をつけずに捕獲しろ」
政府兵「了解!」
彦「そこの輸送機、直ちに停止せよ!さもなければ・・撃墜する!!」
脱走兵「くそ!政府め・・なんとかこの娘を逃がさなければ・・・」
七瀬「・・・」
彦「仕方ない、エンジンをやる!」
脱走兵「くそ!エンジンが・・コントロールできない!!」
政府兵「不時着を確認」
彦「よし、回収しろ」
政府兵「隊長!こちらに接近する機影が・・・ぐァ!!」
彦「2番機が撃墜された!?」
政府兵「この!!」
彦「やめろ!!うかつに・・」
刹那「どけぇ!!」
政府兵「ああ・・・!」
彦「また一機、このガンダム・・こいつ!何者だ・・・鬼畜社か!!」
彦「当たらない!?あんな動き方を・・!!」
刹那「はああああ!!」
刹那「とうとう政府は一般人を襲いだしたのか?!」
彦「・・・その声・・刹那か!?」
刹那「な!?・・・彦・・・?」
彦「この世界に来ていたのか!?なんで、お前が鬼畜社に!!」
刹那「お前こそ何で政府に!!」
彦「世界を守る事と・・オレには・・!お前はなんで鬼畜社に!?」
刹那「破壊する・・ただ破壊する・・政府を・・こんな世界を!」
彦「!!」
刹那「敵だってんなら、政府なら容赦しねぇ!!」
彦「ぐあああ!!」
刹那「撤退しろ!」
彦「くそ・・!!目を覚ませ刹那!」
刹那「どっちがだよ・・」
彦「オレには・・理由がある・・今死ぬ訳にいかない」
刹那「撤退したか・・・輸送機は!?」
【輸送機内】
刹那「大丈夫か!?・・パイロットは死んでいる・・」
七瀬「・・・・」
刹那「生存者!?大丈夫か?とりあえず治療を!」
七瀬「・・・・!?」
刹那「気がついたか?」
七瀬「あなたは・・・」
勇太「オレは刹那、さっきガンダムで助けた」
七瀬「ありがとう・・・助けてくれて」
刹那「・・・い、いや・・うん。それで大丈夫?」
七瀬「はい」
刹那「な、なんで追われていたんだ!?」
七瀬「私の特別な力が目当てで・・」
刹那「君にそんな力が?」
七瀬「未来が見えたり、人の意識が分かったり・・」
刹那「まさか、さっきオレを呼んだのは君か!?」
七瀬「私も・・・近くに特別な力感じたので呼びかけました・・」
刹那「それが・・オレなのか?」
七瀬「分かりません・・」
刹那「七瀬は何処に逃げる予定だったんだ?」
七瀬「福岡・・家族が居るの」
刹那「そっか!ガンダムで連れてってやるよ」
七瀬「いいのですか?貴方まで危険な目に・・」
刹那「そんなの慣れてんよ!家族いんなら・・帰りたいだろ」
七瀬「貴方の家族は?」
刹那「殺されたよ。戦争で・・その時、隣に住んでた女の子の親まで殺された・・・仲がいいからって」
七瀬「そんなことが・・・」
刹那「だからその女の子はオレが守らなければならないんだ」
七瀬「・・・」
刹那「もちろん‼七瀬のことも守るよ!」
七瀬「うん・・・」
【鬼畜社】
彩花「刹那・・・大丈夫かな・・もう誰か居なくなるのは嫌だよ・・」
【続く】
【彦】
かつて刹那と共にレジスタンスを行っていた、刹那の親友。
転移は刹那と別の場所で起こり、政府側につく。
なにか理由があって政府に所属している様だ・・・。
【七瀬】
政府から追われる少女。
ニュータイプ能力を有しており、政府が軍事目的で利用しようとする。
レジスタンスより救出され逃亡の末、刹那と出会う。
この出会いが二人の運命を大きく変えていく。